秋思祭

在りし日の菅原道真公の御心を偲び、
御神霊(おみたま)をお慰めするおまつりです。
大宰府政庁跡にてかがり火が焚かれる中、
執り行います。

秋思祭のイメージ

在りし日の道真公に
思いを馳せる

昌泰3年(900)9月10日、宮中で行われた重陽の節句の後宴にて、右大臣であった道真公は、醍醐天皇から賜った「秋思」というお題に応じて、天皇への忠誠心を込めた優れた漢詩を詠まれました。これにおおいに感激された天皇よりお召しの御衣を賜り、道真公は人生で最良の時をお迎えになられます。

ところが直後、道真公は左大臣藤原時平の謀略により大宰府に左遷されることとなり、大変厳しい生活を送られる中、一年後の9月10日に再び、都を思い天皇をお慕いする漢詩を詠まれました。この出来事に因み、道真公のお気持ちを偲んで「秋思祭」を執り行います。

この日、辺りが次第に夜の帳に包まれる中、かがり火を焚いた大宰府政庁跡にて祭典を執り行い、巫女が菊の花を手にして、悠久の舞を奏上いたします。

〈秋思祭〉

日時
旧暦 9月10日 19時※旧暦は毎年変わります。今年の日付はおしらせにてご案内いたします。
場所
大宰府政庁跡
一般の
ご参列
ご自由にご参列いただけます。