菅原道真公1125年太宰府天満宮式年大祭に向けて 藤本壮介氏設計の「仮殿」でのご参拝は5月16日まで

おしらせ

太宰府天満宮について

太宰府天満宮は、菅原道真公(天神さま)の御墓所の上に創建された、全国約10,000社の天満宮の総本宮です。道真公が永遠にお鎮まりになる天神信仰の聖地として1,100年以上にわたり大切に守り伝えられ、学問・文化芸術・厄除けの神様として国内外から篤い崇敬を集め、年間約1,000万人の参拝者が訪れています。

令和9年、25年に一度の式年大祭を執り行います

道真公が薨去(こうきょ)されてから、令和9年(2027)に1,125年という大きな節目を迎えます。

天神信仰において「25」という数字は、道真公の御誕生日である6月25日、薨去された2月25日に因み、古くより御縁の深い数字とされてきました。当宮では毎月25日に月次祭を斎行するとともに、25年毎に式年大祭を執り行い、御神威の甦りと天神信仰の更なる発揚に努めてまいりました。

令和9年に斎行する「菅原道真公1125年太宰府天満宮式年大祭」では、天神さまの御神霊(おみたま)を御慰めするとともに、諸事業を通じて広く天神信仰の発揚と次世代への継承を行ってまいります。

この式年大祭を前に、当宮では令和5年(2023)5月より、約3年をかけて重要文化財「御本殿」の大改修を進めてまいりました。現在の御本殿は、約430年前に筑前国主・小早川隆景公が再建したもので、五間社流造の堂々たる檜皮葺の屋根、唐破風造りの向拝、細部にまで施された装飾など、安土桃山時代の豪壮華麗な建築様式を今に伝え、国の重要文化財に指定されています。檜皮葺の屋根の葺き替え、漆の塗り替え、金具の修理など本格的な修繕を施し、御本殿は美しく蘇りました。また、式年大祭の記念事業として、今後、楼門・廻廊の檜皮葺き替え工事も予定しております。

 飛梅伝説に着想を得た仮殿

約3年を要する御本殿の大改修にあたり、天神さまの御神霊が御本殿からお遷りになる場所として、御本殿前に特別な仮殿を建設いたしました。

3年間だけ姿を現す建物だからこそ、天神さまにもご参拝の皆様にも喜んでいただきたい。その一念から、仮殿のデザイン・設計を、建築家の藤本壮介氏率いる藤本壮介建築設計事務所にお願いいたしました。藤本氏は2025年大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーを務めたことでも知られています。

着想の源は、道真公を慕う梅の木が一夜のうちに京の都から大宰府まで飛んできたと伝わる「飛梅伝説」です。鎮守の杜の豊かな自然が御本殿前に飛翔し、仮殿としての佇まいをつくり上げる。このコンセプトのもと、屋根の上には60種類の植物が植えられました。3年の歳月を経て、鳥が新たに運んできた種が芽吹くなど、屋根の上の森は豊かさを増しています。季節ごとに表情を変えるその緑は周囲の鎮守の杜と美しく調和し、1,100年を超える天神信仰の歴史を受け継ぎながら、未来へとつながる風景を生み出してきました。

この仮殿は、大改修を終えた御本殿に御神霊をお戻しする正遷座祭(しょうせんざさい)ののち、その役目を終え解かれます。屋根の木々は境内を形成する社叢「天神の杜」に植え替えられ、天神さまを見守り続けます。仮殿という建物はなくなりますが、3年の間に育まれたものは境内の中に受け継がれてまいります。

仮殿でのご参拝は、令和8年(2026)5月16日(土)までとなっております。まだお越しになっていない方も、もう一度訪れたいという方も、どうぞこの機会にお足運びください。