お祭り・催し

鷽替え・鬼すべ神事

1月7日

「鷽替え神事」と「鬼すべ神事」は同じ日に続けて行われます。
「鷽替え神事」は、参加者が木彫りの鷽を交換し一年間の幸福を祈念する当宮の特殊神事で、どなたでも参加できます。「鬼すべ神事」は、その年の災難消除や開運招福を願い、地元氏子会が中心となって行われる勇壮な火祭りです。


鷽替え神事

1月7日18時より楼門横の天神ひろばの斎場にて行われる神事です。

「替えましょ、替えましょ」の掛け声のもと、暗闇の中で手にした「木うそ」をお互いに交換し取り替えます。
これは、知らず知らずのうちについたすべての嘘を天神さまの誠心に替え、また、これまでの悪いことをうそにして今年の吉に取り替えるという意味があります。
神事の後に手にした「木うそ」はご自宅の神棚にお祀りし、一年間の幸福をお祈りします。

当日17時より、神事に用いる「木うそ」(初穂料1,500円)を授与いたしますので、神事に参加ご希望の方は、特設の木うそ授与所にてお受けください。

※ 「木うそ」は数に限りがございますので、予めご了承ください。

お問い合わせ 太宰府天満宮
TEL :
092-922-8225(9時~17時)

鬼すべ神事

1月7日の夜、年の始めにあたり、その年の災難消除や開運招福を願い、境内東神苑にある鬼すべ堂にて行われる勇壮な火祭りです。

「鬼すべ神事」は、寛和2年(986)道真公の曾孫にあたる大宰大弐 菅原輔正すがわら すけまさによって始められたと伝えられています。
当宮の氏子奉仕者およそ300人が鬼を退治する「燻手すべて」と鬼を守る「鬼警固」、そして「鬼係」に分かれ、炎の攻防戦が繰り広げられます。
21時頃、鬼すべ堂前に積まれた松葉や藁に、御本殿で起こされお祓いされた御神火で火がつけられると、一瞬にして炎と煙が夜空を焦がします。
すかさず「燻手」が大団扇で煙を鬼すべ堂へ送り込み、鬼を追い出そうとします。
それに対し、「鬼警固」は堂の板壁を打ち破り、堂内の煙を外に出して鬼を守ります。

板壁が破られると荒縄で48ヵ所を縛られた鬼は、「鬼係」に囲まれて堂内を七回半、堂外を三回半まわります。
堂内では神職が、堂外では氏子会長が一周ごとに、鬼に向かって煎り豆を投げ、卯杖うづえで打ち、鬼を退治した後、火の祭典「鬼すべ神事」は幕を閉じます。
燃え残った板壁は「火除けのお守り」としての信仰があり、持ち帰って玄関先にお祀りする風習があります。

  • 神事の進行並びに交通状況により多少の誤差が生じる場合がございますので、予めご了承ください。

「鷽替え・鬼すべ神事」が終わると太宰府の里もようやく正月が明け、春の訪れを待つばかりとなります。

お問い合わせ 太宰府天満宮
TEL :
092-922-8225(9時~17時)

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