11月3日
明治天皇がご生誕になられた嘉永5年(1852)の9月22日を太陽暦になおした11月3日、近代日本の発展に大きなご功績を遺された明治天皇のご遺徳を称えるとともに、ますますの文化の発展と産業の発達を祈念する祭典です。
11月中旬

古来より祭事の際、お酒は神様へのお供え物としてあつかわれ、祭事の後、人々はお供えしたお酒をいただき、神様の更なるご神徳をいただいていました。
当宮では、3月・11月の年2回、福岡県内の酒蔵から天神さまにお酒が奉献され、 福岡県酒造組合の皆さまにより絵馬堂にて展示、試飲、即売会が催されます。
11月23日

その年に収穫された最初のお米をご神前にお供えし、豊作を感謝する祭典です。
宮中では、古来より天皇陛下がその年の新穀を神様にお供えし、自らも食することでますますその威を増すと言われています。
現在でも、宮中をはじめ全国の神社で新嘗の儀式が行われます。
11月下旬

「四度の宴」の一つである「残菊の宴」は、菊の花を愛でられた道真公をお偲びし、康保元年(964)に小野好古により始められたと当宮では伝わっています。
菊酒をいただく「盃の儀」が曲水の庭にて行われたのち、「墨書の儀」の席上揮毫が文書館にてなされ、ご神前へ奉納されます。
中国では古くより菊は、長寿の効力があるといわれ、「重陽の宴」で菊酒を飲む風習がありました。