アートプログラム

vol.9 ホンマタカシ「Seeing Itself-見えないものを見る」

平成27年4月26日~8月30日

Seeing Itself-見えないものを見る

©Takashi Homma Courtesy of TARO NASU / Graphic Design Rikako Nagashima

本展は、太宰府天満宮アートプログラムの第9回として、写真家ホンマタカシを招き開催するものです。「Seeing Itself」とは、見ることそれ自体に着眼するホンマがしばしば触れるフレーズであり、一連の神社での取材の中でホンマが対峙したのは、「見えないもの」を見ることそれ自体でした。それは、プリントはもちろん、太宰府の霊山「宝満山」の麓に鎮座する竈門神社の一間をカメラオブスキュラにして撮ったピンホール作品、太宰府天満宮の神事に関連した映像作品、双眼鏡を覗いて鑑賞する屋外作品など、バラエティに富んだ新作の数々に結実しました。

今日の写真表現において、世界の第一線に身を置き、刻一刻と移り変わる「今」を切り取ってきたホンマが太宰府天満宮千百余年の営みの中に見たものは何か、ぜひお確かめください。

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出品作品リスト


ホンマタカシ「Seeing Itself-見えないものを見る」関連企画

①ホンマタカシ サテライトトーク+上映会 (聞き手:伊藤総研)

日時 5月18日(月)18:00~20:00
会場・企画協力 三菱地所アルティアム
※福岡ミュージアムウィーク2015参加イベントとして開催

②竈門神社 限定作品公開

会期 1回目 5月19日(火)~5月24日(日)
2回目 8月25日(火)~30日(日)
会場 竈門神社参集殿 いちょうの間
内容 「カメラオブスキュラ襖」の制作現場となった一間を再現、像が結ばれる過程を体験する

③サテライトワークショップ1 「ささいここうちくく」

日時 7月18日(土)1回目10時~/2回目13時~/3回目15時~
会場・企画協力 ALBUS
内容 ホンマ作品から好きなものを選び、それをホンマさんがカット。参加者は、この断片を自由に組み合わせ、新しい作品として再構築する

④サテライトワークショップ2 「Camera Obscura Study」

日時 7月19日(日)1回目13時~/2回目15時~
会場 西鉄イン福岡
企画協力 Acht、ALBUS
特別協力 西鉄ホテルグループ
内容 ホテルの一室でのカメラオブスキュラについてのレクチャーに続いて、ピンホールを通して室内に映し出された外界のイメージを白い紙に写し取るワークショップ

⑤「見えないホンマを見る新聞」制作+展示

制作 福岡デザイン専門学校視覚情報デザインコースグラフィックデザイン専攻の学生16名
監修 三迫太郎(デザイナー)
展示 福岡PARCO新館5階citruss前
ALBUS、TAGSTA、MANU COFFEE、ecru、西鉄太宰府駅、JR二日市駅、太宰府天満宮
企画協力 Acht、ALBUS
特別協力 福岡PARCO


ホンマタカシ


©Takashi Homma

写真家
1962年生まれ。
1999年写真集『東京郊外』で、第24回木村伊兵衛賞を受賞。
2011年から2012年にかけて、自身初の美術館での個展「ニュー・ドキュメンタリー」 を日本国内三ヵ所の美術館で開催。
写真集多数、著書に『たのしい写真 よい子のための写真教室』がある。
近年、建築をカメラオブスキュラにして都市を撮るピンホール作品のシリーズや動画作品の発表を行う。
現在、東京造形大学大学院客員教授。

http://betweenthebooks.com

TARO NASUウェブサイト内 ホンマタカシ紹介ページ


作品



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