上の図は室町時代に書かれた文字のみによる「境内指図」を参考に絵画化されたもので、江戸時代初期のものとされています。この絵図によると天満宮境内に五重塔が存在したことが明確に描かれています。これは中世の神仏習合の考えにより仏教的な建造物が多く建てられたことによります。
しかしながら戦国期、戦災に焼かれた後の復興を経て、仏教的舎堂は減少し、より今日の境内に近いものになっています。このことは天神信仰のたかまりにつれ、菅公追善の寺としての性格を脱し、天神信仰の聖地としての宮寺の有り様を強めたことによるものと考えられています。
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