御祭神
玉依姫命(たまよりひめのみこと)
応神天皇(おうじんてんのう)
神功皇后(じんぐうこうごう)
霊峰・宝満山の麓に鎮座する竈門神社。若い女性を中心に縁結び(良縁)のお神さまと親しまれ、また厄除(やくよけ)・方除(ほうよけ)のお神さまと信仰が厚く、春のお花見や秋の紅葉はもちろん、宝満山の登山者で一年中にぎわいます。
神話と歴史
田植えも終わり、早苗が風にそよいでいます。我が国の美しい風景です。昨今、減反政策の在り方が議論されていますが、米が日本人の主食であることに変わりありません。天皇陛下が田植えや、刈入れをされている様子を新聞やテレビでご覧になったことがあると思いますが、なぜ天皇陛下は自ら米作りをなさるかご存知でしょうか。それは、我が国の正史として撰修された「日本書紀」に、天照大御神が孫である邇邇芸命(ににぎのみこと)を高天原から、この国につかわされた時に、高天原で作った稲穂を渡され「これを栽培して主食にしなさい」との言葉(神勅)に由来します。邇邇芸命の子孫である歴代の天皇陛下は、この言葉を守り伝え、今日に継承されているのです。我が国の宗教や信仰について多くの著作がある、国際日本文化研究センター所長の山折哲雄氏は、「西欧では神話と歴史は、それぞれ区別して記述されてきたが、日本ではそうではなかった。神話から歴史への移行が滑らかに行われている。九州の高千穂には、神話的な雰囲気が漂い、そのたぐい稀な景観が神話に現実味と具体性を与え、それを豊かにしている。神話時代と現代の感受性との間に、生きた連続性が保たれている。」と述べられています。天皇陛下の御存在自体が、そして国民の幸せを常に願って奉仕される宮中での祭祀を継承され、厳修されていることに、我が国の神話と歴史の連続性が最もよく表われていると思います。 |