アートプログラム

vol.7 神戸智行「イノセント・ワールド」

平成23年12月25日~平成24年3月11日、3月14日~5月13日


「イノセント・ワールド」とは、自然界におけるささやかな生命の営みのことです。
神戸の手法は、古典技術や技法に則りながら、研鑚を重ね、自ら編み出したもので、下地に箔を貼りめぐらせた上に彩色、極薄の和紙、また彩色を施し、何層にもこれを繰り返すことで、独特の空気感や遠近感が生まれ、小さな個々が清新に映し出されます。
この神戸の世界観は、日本古来の精神性に基づいており、万物に神が宿るという神道の概念にも通じています。岩絵の具の彩りで描出された画面上でひたむきに繰り広げられる生命の営みは、私たちが生きる日常の営みそのものだと気づかされます。
本展では、神戸が平成22年(2010)、平成23年(2011)にかけて太宰府天満宮にて取材した、梅・花菖蒲など境内の自然をテーマに取り組んだ新作の数々をご紹介するとともに、ご神前にご奉納するために描き上げた〈紅白梅図屏風〉、平成22年(2010)に国立新美術館で開催された「DOMANI・明日展 未来を担う美術家たち<文化庁芸術家在外研修の成果>」で発表した〈陽のあたる場所〉も合わせて公開しました。


神戸智行


©Kenichi Hashimoto

1975年
岐阜県生まれ
1999年
多摩美術大学日本画専攻卒業後、
第9期佐藤国際文化育英財団奨学生に選出
2001年
多摩美術大学大学院日本画専攻修了
2007年
現代日本画ワンダーランド(高崎市タワー美術館)
2008年
文化庁在外研修員として、1年間ボストンで研修
2009年
クロスアート2(岐阜県美術館/岐阜)
2010年
「日本画」の現在(青梅市立美術館/青梅市)、
「いのちのかがやき-花鳥画の現在」
(茨城県天心記念五浦美術館)
「DOMANI・明日展 未来を担う美術家たち
<文化庁芸術家在外研修の成果>」
(国立新美術館/六本木)
2011年
「トップランナー 日本画の若き力」
(高崎市タワー美術館)
神戸智行展「イノセント・ワールド」
(佐藤美術館/新宿,ギャラリー広田美術/銀座)
現在
神奈川県在住

作品

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